笑う機会を設けることの意味

よしもと新喜劇には『脱抑制』の作用があります。


よしもと新喜劇で笑う」で、「よしもと新喜劇」を見るのは、「平日の気持ちの落とし所が見つからない時」だと述べました。
笑った後は、溜まっていたものが抜けて、リラックスした気分になります。
どうしてなのでしょう。


私の気持ちの変化を巧みに説明していた新聞記事がありました。
なでしこ流を解く 日本が勝つための方程式 (4)茂木健一郎さん 笑いで脳力アップ」です。
ロンドン五輪女子サッカー日本代表の強さの分析に続き、以下のような記述がありました。

脳のメカニズムに詳しく、「笑う脳」「ひらめき脳」などの著者としても知られる茂木氏は、こう説明する。


「脳が笑いを欲するのは、緊張や不安を解いて脳内のバランスを保つためなんです。
危険や不安といったストレスがたまる一方では、負のエネルギーばかり増大して脳内のバランスが崩れてしまう。
そこで必要となるのが緊張を解く『脱抑制』の作用。笑いには、脳を『脱抑制』させる効果があるんです」

職場では緊張を強いられているので、入浴だけでは緊張が解けないことがあります。
入浴は体の緊張を解き、精神の緊張にはそれほど有効でないのかもしれません。
「笑い」は精神の緊張を解くのに有効なのでしょう。


20代の時、深夜の帰宅時に真っ先にお笑い芸人のバラエティーを見ていました。
この習慣は、精神の緊張を解くためだったのでしょう。
現在、深夜のテレビ視聴の習慣がなくなったので、「気持ちの落とし所が見つからな」くなっていたということでしょうか。

定期的な笑いの習慣で、この冬を乗り切りましょう。