いつもは眺めない子供用書棚から本を借りる

○いつもは眺めない子供用書棚の本を読んでみると、新しい情報アンテナを立てることができます。

地元の図書館は予約図書の貸し出しに利用しており、読む図書のジャンルが偏ってしまいます。
そうすると、なかなか意外な図書にめぐり合う機会がありません。

そこで、子供と一緒に図書館を訪れる時は、日頃見ることのないジャンルの子供用図書の書棚から本を借りるようにしています。
子供用書籍は、該当する分野を俯瞰するのに適しており、さらにその説明が平易な言葉で行われているので、なじみのないジャンルの内容をあまりストレスを感じることなく短時間で知ることができます。

最近伝記を読むようになった子供の影響を受けて、、子供用伝記の中から「アインシュタイン」の伝記を借りてみました。
私の選んだのは、フィオナ マクドナルド (著) 、 Fiona Macdonald (著) 、 日暮 雅通 (著)「アインシュタイン―相対性理論により、わたしたちの世界観を一変させ、平和運動にも貢献した天才物理学者 (伝記 世界を変えた人々)」です。

この書籍には、ところどころに数行の引用が掲載されており、その言葉を眺めるだけで楽しくなります。

たとえば相対性理論が確立される時期の話のページに以下のような引用がありました。

美しい娘さんのとなりに座って話しているときは、1時間が1分くらいに感じることでしょう。ところが、熱い石炭のもえがらの上にすわったら、1分が1時間に思える。それが相対性です。

アインシュタインは自然現象を数式で表すのを得意としていますが、一般人の理解を促すためには、言語で表現しなければなりません。
この例は、相対性を理解を促すために例示されたもので、これを聴いた方は相対性の意味を直感的に理解したでしょう。

集中力の継続時間の短い子供の本には読書を継続させる工夫がなされているので、大人向け一般書より読みやすい構成になっているようです。
デール カーネギー (著) 、 Dale Carnegie (著) 、 山口 博 (著)の「人を動かす 新装版」が読み終われない私は、ドナ・デール カーネギー (著) 、山岡 朋子 (翻訳)カーネギーの「13歳からの「人を動かす」―人に好かれる女の子になる8つのルール」からはじめてみようと思います。