日本Androidの会浜松支部 第15回ミーティングまでの9日間 その4 (4/4)

○現在では、ローカルでApp Inventorサーバーを動かす方法にいくつかの選択肢があることがわかりました。

今回の記事を書く際に、元の情報を検索しなおしました。
その結果いろいろ新しい情報が見つかりましたので、2012年の7月14日以降22日までに私にわかった情報を掲載します。

今回参照したサイトは、「ai4a configurations」で、sourceforge.netのプロジェクトです。
「ai4f」は「App Inventor for All 」の略らしいです。
まさに、サーバー管理の経験のない私も含めた「みんな」のためのプロジェクトです。
このプロジェクトの情報交換は「configurations for App Inventor for all」と題したgoogleグループのディスカッションで行われています。

現在、公開されているサーバーのバージョンには、2種類あります。
1つは、2012年4月3日更新のPersonal.zipに含まれるものです。
readmeによると、Jefferson Softwareのアップデータが含まれているMITのv101のjarリリースからビルドされており、windows上で動作可能なテストバージョンです。

もう1つは、2012年7月13日更新の、V1.2.zipに含まれるものです。
こちらもMITのv101のjarファイルからビルドされています。
しかし、動作環境が、Windowsだけでなく、LinuxMacも含まれます。
さらに、AndroidManifest.xmlのアップデートに対応し、Android SDK tools現バージョンを利用するそうです。
ただ事前準備として、
Java jdk
App Engine Java SDK
Android SDK
ant
のインストールが必要です。

私のように、プログラミングはApp Inventorで初めて行い、サーバー管理未経験だけどオフラインでApp Inventorを利用したい方は、Personal.zipをしばらく使われるといいのではないでしょうか。

一方、日本語の情報として、次のものがありました。
日本App Inventorユーザー会 Offical Blogによると、2012年5月20日の「App Inventorサーバ仮想マシン公開」の記事の中で、日本App Inventorユーザー会によるVMWare playerで作成した仮想マシンが公開されているそうです。
VMWarePlayerを利用できる環境をお持ちですと、こちらの導入が簡単かもしれません。

私が紹介した内容は、全体のごく一部の情報でしょうし、既に古くなっているかもしれません。
これから、オフラインでApp Inventorのサーバーを利用したい人の助けになればと考えています。