小さな双葉

植物のたくましい再生能力には、驚かされます。
その再生の過程は小さいのですが、確実に進んでいました。

6月21日の台風4号の静岡上陸により、浜松で初めての停電の夜を経験しました。
不安な夜を家族で過ごしたのですが、庭木にも意外な被害をもたらしました。
塩害です。
報道で露地栽培の野菜に被害が出ていることは知っていたのですが、自分の身近かでも被害が出ていることに気づきませんでした。
被害に気づいたのは、葉っぱの色の変色と、7月に入ってからの季節外れの落ち葉です。
妻は木が枯れるのではないかと心配していましたが、落ち葉が増えると同時に新芽も芽吹いていることに気づいていたので、様子を見ることとしました。

ほぼ、一ヶ月経った今、その芽は、かわいい双葉になりました。
この庭木は、昨年はイラガの幼虫に食べ散らかされ、今年は塩害で枯れました。
それでも芽吹き続ける生命力は、私に元気を与えてくれます。